水田に映る青空がすがすがしいこのごろ、保護者の皆様におかれましては、ますますご清祥にてお過ごしのことと存じます。
さて、近年の夏季における気温上昇は著しく、園児児童等が熱中症で体調を崩す事案が各地で発生しているところです。こうした状況への対応として、本校園でも、特別教室を含むすべての教室に空調を整備しました。また、昨年は、夏期休業日が短縮されたことを踏まえ、下校時のスクールバスの運行やクールネックタオルの配布等を行い、地域の方にも下校時の見守りを依頼したところです。本年度は、夏期休業日(7/21~8/26)となりますが、地球温暖化等により、猛暑は今後も頻繁に起こるものと推測されることや新型コロナウイルス感染症の予防にも対応しなければならないことから、教育活動において、これまで以上に適切に熱中症への対策を図る必要があります。
つきましては、子どもたちに対して、教職員より注意喚起や指導を行うほか、下記の通り、熱中症予防対策を実施いたします。ご理解いただき、ご協力ご支援をおねがいいたします。
記
1 対策面【校園内】
①気温や温度等、環境条件に配慮した活動を実施します。
・WBGT(※)測定器を使用し、暑さ指数を測定し、体育や外遊びの実施の判断を行います。
※暑さ指数(WBGT)は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標で、単位は、気温と同じ℃を用います。学校等運動の実施の目安として用いられています。
②園児・児童の健康を優先した適切な服装ができるように配慮します。
・下は制服ではなく、体操ズボンでも可。上着を外に出してもよい(INしなくても可。)
・登下校や野外での活動の際には、冷感タオルや冷やしタオル、保冷剤を使用してよい。
※1年生には、公費で購入し配布いたします。(他の学年は昨年度配布済み)
③空調設備を活用し、また、空調がない体育館等では、換気を十分に行い活動します。
・教室や特別教室のエアコン、扇風機を活用する。
・体育館などで集会等を行う場合は、事前に窓や扉を開放しておく等、換気を十分に行い、扇風機等を活用する。暑さ指数によっては、zoom等を利用し、リモートでの集会等を行う。
④水分補給を常時おこなうことができるように配慮します。
・教室以外で活動等を行うときは、必要に応じて水筒を持参させる。
・丹波篠山茶こどもほうじ茶を活用し、お茶の補充をする。
⑤野外の温度を下げるように工夫します。
・ミストシャワー、ミスト扇風機、スプリンクラー等を活用し、学校内のアスファルト等に散水を行うなどの工夫をする。
2 対策面【小学校下校時】
①臨時スクールバスの運行について
本年度も、下記の通り、下校時の臨時スクールバスの運行を実施いたします。
(1)運行期間
7月19日・20日および8月27日(金)~9月17日(金)の下校時(18日間)
※7月19日は、降車場所の確認等の為、教員が乗車します。
(2)対象児童及び運行ルート(今年度は中型バス2台で対応)
バス①曽地口・曽地中・西荘・八上上
バス②上宿・井ノ上・北嶋・宮ノ前・畑市・小中・辻
(学童利用者で預かりを利用しない場合も乗車可能)
(3)出発時間等
出発時間 通常時 月曜日 15時00分発 火~金曜日15時40分発(※)
(※5時間目の授業で終わる学年は、ランチルームで宿題等をして過ごします)
短縮授業 7月20日・8月27日 11時30分発 8月30日・8月31日 14時00分発
運動会予行・準備 9月15日・9月17日 15時00分発
②服装等、暑さ対策について
・荷物の軽減をはかる(家庭学習に必要なもののみ)。背負えるカバンなら可(リュック等)。
・日よけの傘をさしてもよい。
・極度な高温や急激な気象変化によっては引き渡しの可能性を実施します。
・徒歩通学時におけるマスクは必ずする必要はない(ただし、十分間隔をとる)
3 指導面(ご家庭でもお子さんと一緒に話し合ってください)
①暑さに応じて活動できるようにする。
・なるべく涼しい時間帯の活動を行う。こまめな休憩をとる。
②こまめな水分補給ができるようにする。
・個人が好きな時に自由に飲める「自由飲水」だけの指導は避け、強制的に補給する時間を設ける「強制飲水」と「自由飲水」の両方を併用して行います。
③暑さに慣らす。
・梅雨明け等、急に暑くなったときは、暑さに慣れるまで、軽めの運動から始め、徐々に体を慣らしていきます。
④できるだけ薄着にし、直射日光は帽子で避けるようにする。
・登下校を含み、野外で直射日光に当たる場合は、帽子を着用するように努めます。
⑤常に健康観察を行い、園児・児童の健康に留意する。
・心身に不調を感じたら、周りの大人や友だちにすぐ伝える等、学校園内だけなく、登下校や家庭においても自分の身体を守るための行動ができるようにします。絶対に無理はさせない。
⑥暑い時期の生活習慣に気をつける。
・早寝早起き、朝ご飯をとるなどなど規則正しい生活を大切にします。また、服装 に気をつけて、自分で暑さ調節できるように努めます。
4 その他
・教職員の服装は、県並びに市の「夏のエコスタイル」の取組に合わせた服装とします。